MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

アドバンテージの個人的な考え方について→僕リアニメイトだぁい好きっ!

私がなぜリアニメイトが好きなのかについて書こうと

思ったが、大前提の考え方を書かないと意味が分からないと

思ったのでまずは「アドバンテージ」について言いたい。

 

 

昨今のTCGプレイヤーの間では「やったっ!アドっ!」という

言葉が呼吸をするかのように洩れているが、

本来アドバンテージとは「優位性」を表している。

ラッキーなアドバンテージもあるが、基本的には

構築やプレイ、メタによって得られるものが「アドバンテージ」

だと私は思っている。

 

 

どんなTCGでも「アドバンテージ」を取ることは非常に重要だ。

+1のアドバンテージをコツコツ貯めるのも楽しいし、

爆アド稼いでゲームを決めに行くコンボも楽しい。

昨今のTCGは1枚あたりのカードパワーが上がってきているので

1枚で状況を覆すことも珍しくはなくなった。

 

だからと言ってアドバンテージを軽視していいという話ではない。

通常自分と相手のカードプールは同じなのだ。

「優位」な状態からパワーカードを使えば「より優位」に

なるし、覆されたあとに使えばさらに覆すこともある。

パワーカードは手遅れにさえならなければ「後出し」した方が強い場面が多い。

つまり相手より多く「パワーカード」を残しつつ、相手よりも先に「優位」に

なる事が勝利へ繋がる。カードを無駄に使わず、必要に応じて判断する。

TCGとはこれの繰り返しなのだ。

どこまで行っても「アドバンテージ」は無視できない要素となる。

 

アドバンテージと一言でいっても様々なアドバンテージがある。

・手札アドバンテージ

・ボードアドバンテージ

・ライフアドバンテージ

・テンポアドバンテージ

・・・・などなど。

 

どれに重きを置くかはそのプレイヤー次第だが、

私が最も好きなのは「リソースアドバンテージ」だ。

※言い方が正しいかは不明

リソースと言っても「マナ源」を表しているわけではない。

「使えるカードの枚数」を指している。

手札は3枚しかないが、墓地から発動できるカードが〇枚、

場で起動効果が使えるカードが〇枚、といったような

使い切って終わりではないカード、または使い切って

終わりにしないカードにとても魅力を感じる。

 

 

さらに掘り下げてみよう。

誘発効果→指定されたそのタイミングでしか使えない

起動効果→いつでも使える(特定の条件を満たす必要があるケースもある)

手札に3枚カードがあるとして、誘発効果のカードだけなら

カードの処理は最大3回までだ。しかし起動効果のカードが3枚あれば、

最低でも3回使える。つまり=3と=3+αの違いだ。

これは非常に大きい。

しかしカードデザイナーもバカではない。起動効果が強いのは当たり前なので

誘発効果の方が強く設定されているカードゲームがほとんどである。

これによりカードバランスが保たれているのだ。

しかしこれらの強力な「誘発効果」を何度も使う手段がある。

 

 

そして今回お話したい「リアニメイト/Re:Animate」が登場する。

言葉の通り「Re:もう一度」「Animate:活発にする」なので

使ったカードをもう一度使う事を指している。

 

アニメイト効果のその多くは「生物」を対象とした効果である事が多い。

MTGでいえば【動く死体】など。

遊戯王でいえば【死者蘇生】【リビングデッドの呼び声】などだ。

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これらのカードは対象の生物を再度場に出すことで誘発効果や起動効果を

改めて使う事で真の意味を成すカードだ。

 

 しかし私が愛して止まない「リアニメイト」とは、

これとイコールではない。

単に「墓地活用」と勘違いされやすいが、それはリアニメイトの大きな

括りの中の一部であって、リアニメイトという概念の中の「墓地活用」

という手法でしかない。と私は考えている。

 

これらのカードは墓地から生物を釣上げることで「誘発効果」を誘い

自分を優位にするカード。とてもいいカードだ。しかし単体では仕事をしない。

「わざわざお膳立てしないと働かないカードはコンボパーツでしかない」のだ。

 

1枚が自分の役目を果たし終えているにも関わらず、

「えっ、まだ働くの?そんなにボロボロになってまで??そんなっ…」

となるようなカード。生物では自己蘇生能力効果の生物などが含まれる。

スペル関連ではフィールドで仕事を終え、墓地でも効果が発動するカード

の事を指している。

 

鍋料理のメインと〆、つけめんの麺と追い飯のようなものだ。

2度おいしいってすばらしい。

 

 これまで触ってきたTCGも、とにかくカード使いまわすことに

私は「これでもか」というほど重きを置いてきた。

遊戯王→スクラップ、セルフバウンス、ヴェルズサンダーバード

Z/X→アセディア、4Cソリトゥス、ダンサー・・・

※わかる人にしか分からないものもあるかもしれない。

 

MTGの話に戻そう。

私が十数年ぶりにMTGを再び始めたのにはあるカードとの出会いがあった。

そう「守護フェリダー」だ。

「え、誘発効果もう一回つかっていいの?PWの効果もう一回使えるの?あっ・・」

大会レシピなど調べる必要はなかった。真っ先に私は「守護フェリダー」と

「サヒーリ・ライ」を4枚ずつ買い揃えたのだった。

 

しかし「守護フェリダー」はスタンダードでは許されず、

モダンという島へ島流しに。

ゼンティカーやイニストラードも私はいまいちわかってなかったが

そこにアモンケットブロックがやってきた。

 

アモンケットによりスタンダードに追加された不朽、分割カード、

というシステムに加え【死の権威、リリアナ】。

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破滅の刻によりさら追加された永遠のシステムと

スカラベの神】【王神の贈り物】。

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そう私が戻ってきたMTGの世界は今、まさに「大リアニメイト時代」の

幕開け直前だったのだ。

 

 

昨今のカードパワーの上昇はリアニメイトというジャンルにも多大な

影響を及ぼしている。

1つ目にアニメイトするカードが使い捨てではないという点。

2つ目にアニメイトの対象がそもそもめっちゃ強くなっているという点だ。

 

1つ目の状況をMTGのスタンダードで例えるのであれば、

ティムールエネルギーで序盤にビートダウンを行い、

後半になったら【スカラベの神】でリアニメイトを行う。

であったり、ゴブリンの闇住まいや奔流の機械巨人で

使い終えた強力なスペルカードを再度使いまわしたりと、

「リアニメイトすることに特化しなくてもよい」ということが

現スタンダード環境のリアニメイトの大きな特徴だと言える。

 

2つ目の状況は見ての通りだ。1枚あたりのカードパワーが高い

ということは、その効果も強くなっているという事。

つまりそれを使いまわせは強いに決まっている。

 

つまりアドバンテージを取るにあたり、リアニメイトという手段は

非常に効率的であるにも関わらず、非常に簡単にできる手法なのだ。

 

 

長々の語ってしまっているが、つまり私が伝えたいことは

僕、リアニメイトだぁい好きっ!

 

ということだ