MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

イクサラン考察-1 【骨塚協議】の使い方を考える

イクサランの情報が日々増えていく中、
もちろん各プレイヤーは新しいデッキのギミックを
日々考えている事だろう。私もその一人である。

明日突然、イクサランの発売日になっても

いいように使い方や考え方をここにまとめて

おきたいと思う。

今回は黒の神話レア【骨塚協議】の

使い方を考える。

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1.墓地から最大5枚のクリーチャーカードを追放
2.対戦相手はその5枚を2つのグループに分ける
3.自身は2つに分かれたグループのいずれかを選ぶ
4.選んだグループのカードを自身の場に出す
5.残ったグループを墓地に戻す

と、近年のスタンダードになかった種のカードだ。
このカードの使い方として意識したいのは

■末永くとの違い
■相手との駆け引き
■コンボ性(一撃必殺性)

の3つだと思う。

非常に「カードゲームしてる感」を
味わえる素晴らしいカードだ。(強いとは言ってない

 

■末永くとの違い
末永くは6マナ、骨塚協議は7マナ。
末永くは最大2体、骨塚協議は最大4体。
末永くはデッキに戻るが、骨塚協議は使い捨て。
末永くは自分の墓地のみ、骨塚協議は全ての墓地。


■相手との駆け引き
末永くは2体を蘇生できるため、2体でのコンボは
決めやすい。骨塚は相手が分けるためコンボが
決まる組み合わせはまず許されないだろう。
また強力なクリーチャーAがいた場合、A:BCDEと
分けられるのは解りきっている。
これを踏まえて「相手が嫌がる5体を選出」する
事がこのカードを使う醍醐味となる。
相手が「自分の墓地から抜かれるのが嫌な」カード
を選ぶことも駆引きとして含まれる


■コンボ性(一撃必殺性
先にも記載しているが、基本的にはコンボを

決めることは相手が許してくれない。

つまりコンボが決まるくらいの
一撃必殺を決める必要があるのだ。
またコンボを狙う場合は自分の墓地から5体を

選出する必要があるだろう。

つまり墓地を肥やすカード「赤or青」との
組み合わせが必要になる。
コンボを狙わない場合、強力なクリーチャーを

選ぶことになるので「専用構築」にする必要

がないのだ。
フレキシブルな構築の中で骨塚協議が使える。


<実際の使い方>
近年のスタンダードのカードパワーが高い事も

踏まえれば私はフレキシブルな構築の中で

骨塚協議を使う事を勧めたい。
現在スタンダード環境にあるリアニメイトデッキ

が強い割にイマイチ勝ち切れていないのは

スカラベの神」がフレキシブルなリアニメイト

手段になっているためだ。その結果できたデッキが

ティムールエネルギーtスカラベ神だ。
 

 

カードを探しながら墓地に落としつつ「準備」が

必要なリアニメイトはどうしても劣性からの

巻き返しが必要となる。一歩間違えればそのまま

負けてしまうのだ。負けないにしてもゲーム時間が

伸びてしまい1戦目×、2戦目○、3戦目タイムアウト

となってしまう事を私自身何度か経験した。

つまりスタンダード環境で勝つためのリアニメイト

はフレキシブルな構築の必要があるのだ。

 

となると骨塚協議の使い方はコンボではなく

一撃必殺を狙う事になる。6マナまでフレキシブル

に進め、7マナでゲームを決める一撃を繰り出す。

これが最も現実的な使用方法だと私は思う。

つまり相手が絶対に出したくないカード1枚と

その他4枚の構図を作ることが目標だ。
理想は「1を選ぶとデッキが詰むが、4を選ぶと

大打撃」を目指す。

この事から「速攻持ちのクリーチャー」と

「相手をロックする効果」をもつクリーチャーを

探さなくてはいけない。

 

ここからは構築の自由性、やりたい理想形が

プレイヤーによって異なるだろう。

私が考えている案をいくつか載せておこうと

思う。

 

 

例1)青黒コントロール

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1T→クリーチャーハンデス
2T→心臓露呈→クリーチャーorキーカードハンデス
3T→クリーチャー除去orアムムト永遠衆キャスト
4T→人質取り→敵除去
5T→人質取りからクリーチャーキャスト
6T→リセットorこちら壊滅(仮
7T→骨塚協議

骨塚協議の対象となるカード
ハンデスしたカード2枚、除去したクリーチャー

orアムムト、人質取り、人質にとった敵カード

(6Tで除去されているとして)。

ハンデスしたカードは強いカードを抜けるため1:1で

分かれる。それ以外に見えているカードでは、

相手の2マナクリーチャー(除去していれば)、相手の

3マナクリーチャー、アムムト永遠衆、人質取り。

相手の場に何か残っている場合、2:3の分け方と

なると人質取りは除去が出来るので2の方に

入れられる可能性が高いが、

相手の強カード次第では除去も可能なため、

非常に難しい駆け引きが発生する。

 


例1)ジャンドカラー
レギサウルスの頭目を使う場合。

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1T→クリーチャーハンデス
2T→バリスタ
3T→群棲する猛竜(激昂で基本地形タップイン)
  バリスタでブースト(ブロックはできない?
4T→レギサウルスの頭目→群棲の除去を強要する

 →ブースト
5T→骨塚協議

群棲する猛竜によって基本地形が持ってこれる為、

色事故は回避しやすい。
またマナブーストによって5ターン目に骨塚協議を

キャストできる。見えているカードはハンデスした

クリーチャー、バリスタ、群棲、処理されるで

あろうレギサウルス。
相手のクリーチャーを倒していればそちらも

カウントされる。2:3とした場合、レギサウルス+

バリスタのセットは間違いないだろう。
その場合ハンデスした強カード+群棲+相手の

クリーチャーとなる。相手のクリーチャーは3or4

コストであるため、そこそこ戦えるカードに
なるはずだ。

ハンデスしたカードが強すぎる場合は、

レギサウルス+群棲+相手クリーチャー
となるため、レギサウルス3/3トークンと群棲が

攻撃し5点取れる。場には4体の生物が残る計算。

 

単純に黒白で組み、オケチラを置いた状態で

リセットをキャストして7マナで骨塚協議を

キャストするのも非常に面白いと思う。

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2:3または1:4になるが、2だと次のターンに

オケチラがトークンを作り動いてしまう。
3や4は当然オケチラが動くため選べない。

つまり1:4にするわけだが1は当然5体の

うち一番強いクリーチャーとなる。
強いクリーチャーをリセットできた次の

ターンに骨塚協議をキャスト
するのが最も強いかもしれない。

 

長くなってきたのでまとめよう。
・リアニメイトはフレキシブルの中の

 アクセントにするのが良い
・骨塚協議はそれに値する可能性がある
・コンボには向いてないが一撃必殺は向いている
・黒を含むフレキシブルな構築であれば挿せる
ハンデスとの相性もいい為、テンポ取りやすい


非常に楽しみな1枚となっている事が伝われば

私もうれしい。