MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

ドミナリア考察1 ミラーリ予想×風への放流コンボで何ができるか

ドミナリアの新規カードが少しずつ

公開され始めている。
新たに追加される「英雄譚」シリーズ

は効果としても新しいし
イラストも古き良き時代のMTG

雰囲気を漂わせるデザインと
なっている事にもプレイヤーの注目が

集まっているが、私はその中にとても

興味深いカードを見つけた。


「ミラーリ予想」だ。


4青 エンチャント英雄譚
第1効果→墓地からインスタントを回収
第2効果→墓地からソーサリーを回収
第3効果→効果発動ターンの呪文をコピー

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このカードを見た時、真っ先に

思いついたカードがあった。
イクサランの相克で登場した

「風への放流」だ。

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手札に「ミラーリ予想」があり、

手札または墓地に
「風への放流」がある状態から

スタートする。
①「ミラーリ予想」の第1効果で

インスタントを回収する。
※手札に「風への放流」が無い場合は、
ここで「風への放流」を回収。
②次のアップキープに「ミラーリ予想」

の第2効果でソーサリーを回収。
③次のアップキープまでに

「風への放流」で「ミラーリ予想」

を追放。


その後コストを支払うことなく

プレイし、①に戻る。
つまり②の動きを必ず使えるよう

になるのだ。


このコンボの素晴らしいところは
・青だけで完結している。
・色拘束が少ない(青シンボル1つ)
・インスタントによる追放で

「ミラーリ予想」破壊もケア
・急ぐ必要がない

(後半の手札ケアに使える)


つまり「おまけ」で積み込める

ギミックなのだ。
青でおまけで積めるギミックは構築の

幅を飛躍的に拡大させてくれる。
例えば赤ならバーンや土地破壊する

カードを使い回せる。
緑なら土地を伸ばすだろうか、

白ならリセットカードを
使い回しても面白い。
ここからはコントロールデッキを

組むと仮定して、このコンボで

使い回したら面白そうなカードを
いくつか紹介しよう。


■黒
・大災厄
クリーチャー除去と手札除去を

兼ねたカード。1回でも十分
強力だが、使いたい時に拾ってきて

撃たれるのは相手からすれば

たまったものでは無い。
ハンデスという観点から見ると

「過酷な精査」も良いだろう。
前半にクリーチャーを抜いて占術で

ドローの質を高める。
後半相手の手札をチェックしたい時

にも使える。

 

・霰炎の責め苦
カードの性質上枚数積めるカード

では無い為、1枚挿しのエンドカード

として使われることが多いが、

軽めに相手に打ち込んでも回収できる

ので、これまでとは違う使い方が

出来そうだ。また第3効果のスペルを

コピーする際にも霰炎の責め苦は

強力であるところも無視できない。

 

・剣呑な交渉
イクサランで追加され、一瞬だけ

クソデッキ界隈を賑わせたカード。
普通に使うと土地以外を墓地に

落とされてしまい、土地だけ手札に

加わるので、あまりおいしい使い方が

できなかったが、今回のコンボと

併用すると他の有能なインスタントや

ソーサリーを肥やしつつ、手札も

増やせるので1枚挿す程度でも仕事は

してくれそうだ。


■赤
・焼けつく双陽
今や赤入りコントロールには必須の友。

全体3点火力。火力として使っても、

サイクリングをしても回収できる。
同じリセットカードとしては

「破滅の刻」も回収できる。


・カーリ・ゼヴの巧技
相手カードを乗っ取るカード。

「ハゾレトと指名」と併用すれば

速攻持ちでない限り相手のクリーチャー

はこちらを殴りに来ることはなくなる。

巧技でなくても「乗っ取り」でもよい。


■緑
・約束の刻
ランプデッキのお友達。

英雄譚が5マナである事、風への放流が

3マナである事から大型ソーサリーを

使いたいのであればランプ型にする必要

があるわけだが、そもそもが

コンセプトに合っているカードだ。
開拓/蓄積と合わせてつかっても

よいだろう。

 

・忍び寄るカビ
ドミナリアではエンチャント、

アーティファクトが増えることが予想

される。そこで注目されそうなのが

このカードだ。
土地も破壊できるミラーリ予想コンボ

では、危険な相手のエンチャントを

何度も破壊できる。

またエンチャントが入ってないデッキ

に対しては土地破壊をすることで

動きを縛る事が出来るだろう。

わたしもぜひ使ってみたい組み合わせ

の一つだ。


■白
・霊気装置の展示
1/1のアーティファクトトークンを

2体出す2マナのソーサリー。
これだけでは使いづらかったが、

墓地から回収して使い回せるのであれば

話は変わる。こんなに小回りの利く

便利なカードもそんなに多くは存在

しない。黒を足して即席デッキにも

出来るかもしれない。

 

・スラムの巧技
トークンを増やしつつ、ただで

風への放流が撃てるため、1ターン中に

取れるアクションが増える。

3体トークンが出続けるのも強力だ。

 

・復元
ギフトで一躍有名になったアーティ

ファクトリアニメイト
このカード何度も使えれば強いに

決まっているカードだ。
特に白ギアハルクや青ギアハルクを

釣上げてリセットしてを繰り返せば

制圧力は並大抵のものではない。
こちらはギアハルクと英雄譚をキープ

すれば現状維持できるので不利になり

得ないという点も評価ポイントとなる。


■青
・粉砕する潮流
マーフォークをコントロールしているとインスタントで撃てるクリーチャー

バウンス。おまけで1ドローもできる。

ミラーリ予想コンボで考えればインスタントを2枚回収しているのと同じような

状況を作ることが出来る上、1枚ドロー

できるのでアドバンテージ有利を

取れる。

 

・抗えない主張
対象のプレイヤーのデッキトップを

5枚墓地に落とすLOカード。
使い回せることで安定したデッキ破壊

が可能となる。

 


私自身デッキの構成を考えている中で、

やはり黒と合わせて除去・ハンデス

使い回す青黒コントロールが良いので

はと考えている。次点で組みたいのは

忍び寄るカビによる土地破壊デッキだ。

ティムールカラーで安定して除去、

土地破壊を行えればなかなか驚異的な

デッキとなるだろう。

 

今回上げたカードはイクサランの相克

までのカードでの考察なので、

ドミナリアの中にはもっと使い回したく

なるソーサリーがあるかもしれない。
更なるドミナリアの新規カードの情報が

待ち遠しい限りだ。