MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

ドミナリア環境考察 「最古再誕」について考える-その1

以前リアニメイトの魅力について記事を
書いた事がある。
破滅の刻発売後のことだ。不朽・永遠と
いうテーマ効果が来たことで、世はまさに
大リアニメイト時代となった!!と。

そこからスタンダード環境は進み、
ドミナリアでは古参も新参も誰もが楽しめる
良環境だと言われている。
私はMTGを始めて約一年経ちスタン環境で
これまでで1番!!と言い切れる程
好きなデザインのカードが出てきた。

『最古再誕』である。

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今回は最古再誕の魅力について2回に分けて

記事を書こうと思う。

 

ドミナリアから追加された英雄譚と呼ばれる
エンチャントシリーズ。
自ターンメインフェイズ開始に1つずつ効果
を発動させていく変則効果を持つカードだ。

最古再誕の効果以下のとおりである。
1.対戦相手はクリーチャーかPWをリリース。
2.対戦相手は手札を選んで捨てる
3.墓地からクリーチャーかPWを場に出す。

いわばアドバンテージの塊のようなカードだ。
こちらは最古再誕を3まで使えば±0。
相手は場の生き物orPWと手札を失い-2。
1枚で2枚分のアドバンテージ差を付けられる。

以前の記事でも書いたように、ディスアドから
生まれる優位性アドバンテージをメインとした
アニメイトは私の好むものでは無い。
使い終わって再利用。何度でも効果を使う。
まるで魂を抜かれ、主の意のままに扱われる
ゾンビのようにカードを使い回す。
そんなリアニメイトが最高に大好物なのだ!
そんなカードがついにスタンダードに…。

それでは最古再誕についてもう少し詳しく
考察してみよう。

■このカードの良い点
・対象をとる効果では無い為、呪禁も殺れる
・英雄譚は伝説ではないので複数枚貼れる
・色縛りが「黒」のみ
・リアニメイト対象は全ての墓地から選べる
アンコモンのため安価

■このカードの悪い点
・5マナは重め(とはいえ威力は強力
・横展開するデッキには弱い

正直に言えば今のスタンダード環境では
「遅い」カードである事は間違いない。
赤黒機体や緑単ガルタは高速でライフを
削ってくる。序盤と対策と横並びされた時の
対策は必要にはなるが、まずは「最古再誕」
と相性の良いカードや使い方を紹介したい。


■墓場波、ムルドローサ
ツイッターなどでもよく言われている

組み合わせ。ムルドローサから最古再誕を

再度唱えたり、最古再誕からムルドローサを

戻したりと永久機関として使える

 


■ギックスの奉仕者、ローナ
こちらも実質永久機関にできるカード。

ムルドローサと比べると色縛りが少なく

なり使いやすくなっているが、基本スペックが

2/2のため除去されやすいという点がある

 


■艦の魔道士、ラフ・キャパシェン
歴史的なカードに瞬速を持たせてしまうパワーカード。
最古再誕がインスタント除去になる。素晴らしい。
ラフ・キャパシェンは4マナなので次のターンには
最古再誕が唱えられることから、3ターン目までには
相手の場を出来るだけキレイにしておきたいところ。

 


■ロナスの施し
アモンケットで収録された2緑のソーサリー。
デッキの上から5枚をめくり、クリーチャー1枚と
エンチャント1枚を手札に加え、残りを墓地に落とす。
最古再誕をサーチ出来る上に、墓地も肥やせる代物だ。
緑を入れてデッキを組む際には1Tラノエル、2T施し
という動きをぜひとも狙いたい

 


■反逆の先導者、チャンドラなどのPW
チャンドラに限ったことではないが、除去能力のある
PWとは非常に相性が良い。特に4マナ以下であれば
PWによる除去、最古再誕による除去と連続で処理が
可能となる。また第3の効果でPWも釣上げることが
出来るため強力なPWを使い回すこともとなる。
5マナを超えるとマナ域が被ることからあまり
お勧めできない。最古再誕は重めのカードなので
マナカーブは特に意識して、その他のカードを
チョイスしたい。

 

 

次回は環境を見た最古再誕の使い方と

相性のいいカードからどんなデッキがいいかを

考えてみようと思う。