MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

ドミナリア考察 「ゴブリンの鎖回し」は本当に禁止クラスなのか。対策を考える その1

プロツアーが終わり、また赤単が頂点に立った。
やはり速いデッキは強い。その他の上位デッキを
みても赤黒アグロ。
特にドミナリアで追加された「ゴブリンの鎖回し」
が非常に強く、採用率も非常に高かった。
書いてある事を読めば一目瞭然。強いことは
分かり切っている。採用率などから一躍禁止候補
となってしまった鎖回しだが、果たして本当に
禁止に値するカードなのだろうか。強いカードが
増えれば禁止にすればいいという考えは正しいのか。
あれだけ禁止を嫌っているカードプレイヤーが
禁止を助長するような発言をしている事に
違和感を覚える。

今回は2018/6/4現在のスタンダード環境において
本当に鎖回しはどうしようもない存在なのかを
自分なりに考察したいと思う。

【ゴブリンの鎖回し】のポイントを抑える
■メリット
・3マナ3/3先制攻撃という高スペック(横並び無し
・場に出た時「相手にだけ」全体に1点ダメージ
・伝説ではない

■デメリット
・色拘束が厳しい(赤3

■よく使われる用途
・キランの真意号のクルー要員
・PWやプレイヤーへ1点の追いダメージ
・タフネス1への人権侵害
・タフネス3以下へのコンバット時の人権侵害
・損魂魔道士とのマイナスカウンターコンボ


自分で書いていてもよく分かる。とても強い。
しかし書けば書くほど禁止にするほどか?とも
思うのだ。よく引き合いに出されるフェロキドンを
思い出してほしい。


【暴れ回るフェロキドン】のポイントを抑える
■メリット
・3マナ3/3威迫という高スペック
・プレイヤーはライフを得られない常時効果
・生物が場にでる度、1点ダメージの誘発効果
・色縛りの無さ。(無無赤という使いやすさ

■デメリット
・自分もライフを得られない
・自分も生物を出すとダメージを受ける

■使われる用途
・ライフゲインの否定
トークン生成デッキの否定

自分で書いていてもよく分かる。とても強い。
鎖回しと何が違うのかというと圧倒的に違う点が
1つある。特定の何かを「否定」することだ。
ライフゲインの否定。つまりライフゲインをする
カードを否定し、絆魂という効果を否定している。
全体に1点バーンで1/1サイズが全滅するのとは
分けが違う。常時否定し続けるのだ。
これはルールそのものを否定することにも繋がり
このカードが禁止になったことを物語るに
足りると考えている。
そして使いやすさである。パンチャーとしても
申し分ない3/3威迫。色拘束の無さ。

私からすると鎖回しとはまったく違うし、
フェロキドンの方が圧倒的にヤバい奴だ。

結論から言うと鎖回しは禁止にならないと思う。
つまりうまく付き合っていくしかない。

 

■鎖回しとうまく付き合っていくためには
まずは上記で書いたよく使われる用途を覚えて欲しい

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■よく使われる用途
・キランの真意号のクルー要員
・PWやプレイヤーへ1点の追いダメージ
・タフネス1への人権侵害
・タフネス3以下へのコンバット時の人権侵害
・損魂魔道士とのマイナスカウンターコンボ
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この状況を作り出さない。または
この状況でも上から理不尽を叩きつけられる
状態になっていればよいという事だ。
また赤単、赤タッチ黒に使われる事が多い
事も踏まえると速いデッキに対応する力も
必要となる事を踏まえると以下の項目が
有効だと考えられる。
文章が長くなってきてしまったので、
次回は具体的な対策案と、オススメ対策カード
について書こうと思う。