MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

ドミナリア環境ショップ大会 全勝した黒単コントロールを紹介。

世は「大アグロ時代」だ。
アモンケット発売のあたりからだろうか。
ポーマッドの急使、アン一門の壊し屋、
地揺すりのケンラ、烈熱の神ハゾレト、
キランの真意号、ピア・ナラーなどなど
速攻を持ったクリーチャーやアドバンテージ
を稼げるクリーチャーがこんなにも長く
スタンダードの環境に残り続けた事は
これまでのMTGの歴史の中でも
そう多くはないだろう。
今では赤単と除去能力に優れた赤黒が
頂点に君臨しているのは誰もが周知の事実だ。


2週間後には基本セット2019が発売となるが
これらのカードはまだ4ヵ月間使う事ができる。
まだまだアグロ環境が終わることは無いだろう。
またドミナリアで出た「ゴブリンの鎖回し」は
赤の更なる戦力強化となっている。


今回はそんな赤単や赤黒を使わなくても
スタンダードを楽しみたいという人に是非
読んでほしい。黒単コントロールを紹介したい。

 

このデッキはちょくちょくFNM等に持ち込み
調整を行っていたデッキだが、先日のショップ
大会で良い結果を残すことが出来たので、
その記録も兼ねて記事にしている。


■デッキレシピ
沼8
イフニルの死界3
廃墟の地2
敵意ある砂漠3
栄光の砂漠4
屍肉あさりの地2
愚蒙の記念像4

才気ある霊基体4
豪華の王、ゴンディ2
歩行バリスタ2
探究者の従者4

致命的な一押し4
ヴラスカの侮辱4
大災厄4
不帰/回帰3
最古再誕1
ウルザの後継、カーン4
菌類感染1
死の権威、リリアナ1

--------------
強迫4
バントゥ最後の算段2
アリゲールの断血2
魔術遠眼鏡2
本質の摘出2
没収の曲杖1
貪欲なチュパカブラ2


メインの構成については私が作っていた
ものとほとんど同じ構築が晴れる屋の
大会結果に上がっていた。
サイドボードは相違点が多いがメインに
ついてはリリアナの有無、菌類感染の有無
のみだった。
そちらを参考にさせていただき自分の
リストに菌類感染を1枚足したものが
このリストになる。

勝ち方としてはクリーチャー以外で
殴り勝てるように構成している点に
注目してほしい。クリーチャーだけ
では1:1交換でどうしても勝ちきれない。
そこでトークンや土地でも攻撃できる
ようにと構築している。


■大会結果
1戦目 赤白アグロ 後手スタート
〇〇
序盤ライフは取られるが、クリーチャー
をいなしつつ、相手のカードが切れた
とこから巻き返してWIN。サイドからは
本質の摘出が強かった。
相手の魔術遠眼鏡でカーンを止められ、
手札のカーンが3枚腐ったが何とか勝利。
※カーン減らしても3枚引いてしまった。


2戦目 黒単ビッグマナ 後手スタート
〇〇
1戦目は相手の陰謀団の要塞をタイミングを
見計らって廃墟の地で破壊して動きを遅らせ、
カーンでトークン生成して殴り勝つ。
サイドからはバントゥ最後の算段を入れ、
相手のジョズプレイを誘って処理してから
動く事を意識。運よくこちらのゴンティの
効果で相手のジョズをいただく事が出来た
ため、相手のジョズを算段で流した後、
こちらがジョズをプレイして勝ち

3戦目 赤黒アグロ
ID

結果予選1位通過

決勝トーナメント
1回戦 黒単ビッグマナ 先手スタート
〇〇
1マリガンでキープ。3ターン目に相手の
手札を大災厄で確認後、次ターン以降
カーン、リリアナでトークンを展開して
WIN。
2戦目は魔術遠眼鏡でカーンを止められるも
複数枚の才気ある霊基体で殴り切って勝ち。


2回戦 赤黒アグロミッドレンジ 先手スタート
〇〇
双方1マリガンキープからのスタート
3ターン目に相手が土地に詰まり、大災厄で
確認したところ鎖回し以外は4マナ5マナカード。
鎖回しを追放し、探究者の従者でアタックし
お互いの土地が止まってる間に優位を取って
勝ちきる。
2戦目は相手の強迫から手札の除去を抜かれ
苦戦するも才気や本質の摘出でライフを繋ぎ
止めつつ、相手のリソースを切らせる。
その後こちらのカーンなどからアドバンテージ
差を付けて、相手のサレンダーで勝ち。

 

結果全勝。(+ID)という結果になった。
今回は赤黒などのアグロデッキには勝てるように
を意識して組んでいるので、そこに勝てた事は
素直によかった。青白のようなデッキに当たって
無い事は幸運だったともいえる。※王神含む

環境が固まりつつある昨今、強いデッキを
使う事がプレイヤーの取る行動としては正解だと
私は考える。何故ならその方が勝てるからだ。
しかし同系で戦う際、そこには熟練度という
なかなか得る事の出来ない一枚の分厚い壁が
立ちはだかる。言い訳になるが、熟練させるほど
正直私には時間がない。だからこそ今回は自分の
手に一番しっくりくるカードの多い黒単を、
環境に合わせて組んだ。結果として環境デッキには
勝てるようになったのだ。

 

何が言いたかったかというと、強いデッキを使う
事と勝てるデッキと使う事というのは似ている様で
実は少し違うという事。そしてそれはプレイヤーに
よっても異なるという事。今の私にとってはそれが
黒単だった。本当は赤黒アグロをもっとうまく
扱えるかっこいいプレイヤーになりたいものだ。
しかしすぐになれるものでもない。


私は自分の好きなカードを使いつつ、
自分が楽しく勝てるデッキを常に考え、
これからも環境のデッキと戦っていこうと
そう考えてる。ということ。

これからスタンのデッキを組む人。
赤黒や赤単じゃなくても戦える。
ぜひ自分なりの戦い方を研究して
この大アグロ時代のスタンダード環境を
楽しんでいただきたい。