MTGで満足するための考察

MTGに関する何かを綴ります。日記。メモ。

ドミナリア考察 「ゴブリンの鎖回し」は本当に禁止クラスなのか。対策を考える その2

前回の続き

 

■鎖回しとうまく付き合っていくためには
まずは上記で書いたよく使われる用途を覚えて欲しい

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■よく使われる用途
・キランの真意号のクルー要員
・PWやプレイヤーへ1点の追いダメージ
・タフネス1への人権侵害
・タフネス3以下へのコンバット時の人権侵害
・損魂魔道士とのマイナスカウンターコンボ
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この状況を作り出さない。または
この状況でも上から理不尽を叩きつけられる
状態になっていればよいという事だ。
また赤単、赤タッチ黒に使われる事が多い
事も踏まえると速いデッキに対応する力も
必要となる事を踏まえると以下の項目が
有効だと考えられる。

今回は具体案について少し深く掘り下げたい

■鎖回し採用デッキの対応策
A.タフネスが4以上のクリーチャー
B.4点、または3点のクリーチャー火力
C.2コス、3コスの確定除去
D.アーティファクト対策
E.ライフゲインする
F.激昂クリーチャーを用意する

 

これらをスタンダード環境から探すと
■A.タフネスが4以上のクリーチャー
・打ち壊すプロントドン(D兼務
・切り裂き顎の猛竜(F兼務
・緑地帯の暴れ者
・禁制品の黒幕(E兼務
・王神の信者(E兼務
・アルカイヴ国家執事、ベイルド
・攻角のケラトプス(F兼務 変わり種枠

もっともおすすめするのは打ち壊すプロントドン。
3マナ3/4というハイスペックに置物破壊も
出来る優れものだ。キランの破壊も出来る。
緑を組むのであれば切り裂き顎、緑地帯などを
一緒にプロントドンを使えば相手も嫌な顔をする
に違いない。
また赤単、赤t黒は如何にして20点という
相手ライフを減らすかを計算し回すデッキだ。
(特に計算しにくい)ライフゲインを嫌う。
そういう意味では王神の信者や禁制品の黒幕の
ようなタフネスも高く、ライフゲイン効果のある
カードも対策としては良いのではないだろうか。
※使い方は別途考える必要はあるが。
あと私が変わり種枠として推したいのが
ベイルドとケラトプスだ。

・アルカイヴ国家執事、ベイルド
対戦相手は攻撃する際、1マナ払わなくては
ならないという効果をもっており、テンポを
遅らせることが出来る。またタフネスも4あり
警戒持ちだ。このカード自身は4マナと重め
ではあるが、5ターン目のグローリーが飛んで
来ないことや、ハゾレトも1マナ払わないと
攻撃できない事は赤黒系デッキにおいては
厳しい状況になる事は解ってもらえると思う。

・攻角のケラトプス
このカードはタフネスは2しかない。
しかし激昂で+1カウンターが2個置かれる。
つまり鎖回しが出ると4/4になるのだ。
抑止力として働いてくれる。場合によっては
こちらからダメージを与えて育てても良い。
歩行バリスタも一緒に採用し、ペチペチと
育てていくのもいいだろう。

 

■B.4点、または3点のクリーチャー火力
・木端/微塵
・稲妻の一撃
・削剥(D兼務
・蓄霊稲妻
・本質の摘出(E兼務
・飲み込む炎
・魔術師の稲妻
・反逆(変わり種枠

・ギデオンの叱責

これについてはあまり多くを語る事もない。
削剥はやはり強いという事と、本質の摘出も
個人的にはなかなか良いと思っている。
※ライフゲイン要員
赤に寄っているので混色で採用する場合、
赤を採用する必要がある点だけ妥協点だ。


■C.2コス、3コスの確定除去
・致命的な一押し
・喪心
・板歩きの刑
・不帰/回帰
・ヴラスカの侮辱(E兼務
・貪欲なチュパカブラ
・燻蒸(E兼務
・農場
こちらも特に特記する点は無いが、B同様
色に偏りがある。確定除去を使う場合は黒を
採用する必要がありそうだ。
白では燻蒸、農場がある。また確定では無いが
残骸の漂着はスタンダード環境では最強クラスの
一枚なので、黒or白を採用する必要がありそうだ。

 

■D.アーティファクト対策
・神聖の発動(E兼務
・人工物への興味(E兼務
・刻み角(キラン+たかり屋対策兼務
・断片化
帰化
刻み角は王神が流行った時や、霊気池がいた時
には採用されていたが、最近ではあまり採用されて
いない。最近ではキランや霊気貯蔵器なども
しばしば見かける。再度採用時期にあるのでは
ないだろうか。

 

■E.ライフゲインする
兼務カードが多い為割愛


■F.激昂クリーチャーを用意する
・群棲する猛竜
・針歯の猛竜(B兼務

群棲する猛竜は土地を伸ばすのに役立つ。
恐竜にまとめれば先に紹介したケラトプスとも
一緒に採用できるし、恐竜のエース切り裂き顎も
一緒に使う事ができる。土地が伸びてしまえば
大味のカードで相手をねじ伏せることも出来るので
検討する余地は十分ある。
また針歯の猛竜は特にそうだが、激昂が発動する
ことで相手が不利になることが多い。
激昂クリーチャーがいるだけで鎖回しの抑止力に
なるし、激昂クリーチャーは早速「無許可の分解」
の的になる。ここに顕在的防御などを当てられたら
こちらは大幅に優位に立てるだろう。


赤黒、赤単は現環境の鉄板デッキだ。

間違いなく強い。
これに立ち向かうためにはそれなりの準備が必要だ。
今回上げたカードたちの一部を採用すれば少しは
相手の嫌そうな顔も拝めるだろう。
やはりMTGは自分の好きなカードを使いたい。
しかし好きな事ばかりしていては勝てないのも

MTGの本質。
それも理解した上で対策をデッキに組み込みながら
禁止禁止と文句言わず、今のスタンダード環境を
1人でも多くの人に楽しんでもらいたいと思う。